リフォームの基礎知識
株式会社LIXILが開発したタイル建材「エコカラット」には、お部屋の湿度を調節して結露を防ぐ効果や、トイレ臭や生ごみ臭といった生活する上で発生するニオイを吸収する効果があります。また、水拭きも可能なため、日々のお手入れも簡単です。
機能性だけではなく、エコカラットを貼り付けることでお部屋の見栄えが格段に良くなります。機能性だけでなくデザイン性にも優れているため、新築時はもちろんリフォームによって追加で取り付けるにもおススメの建材です。
エコカラットの特徴
エコカラットの機能に関する特徴は湿度調湿効果やニオイ吸着脱臭効果など、大きく分けて4つあります。
湿度調湿
室内の湿度が高まると湿気を吸収し、逆に湿度が低くなると湿気を放出する機能があります。湿度が高い夏場や梅雨、乾燥や結露が発生する冬、一年を通して快適に過ごすことができます。
ニオイ吸着脱臭
生活をするなかで発生する4大悪臭成分といわれるトイレのニオイや生ごみのニオイ、たばこ臭、ペット臭。これらのニオイを生み出す原因となる物質を吸着し、根本から脱臭・軽減します。
有害物質フリー
お住まいの空気中に漂う、ハウスダストやホルムアルデヒドなどの有害物質。エコカラットはそれらを吸着・低減し、家族がアレルギーなどで苦しまず安心して暮らせる空間を作ります。
簡単お手入れ
エコカラットプラスの表面は、超微細構造となっていて、水や汚れが入り込みにくく、汚れが付着したとしても簡単なお手入れで済みます。
※エコカラットプラスのみの機能です。
エコカラットのしくみ
エコカラットのルーツは、日本の気候と相性のよい伝統工法の「土壁」にあります。土壁の素材をヒントに、LIXILが長年の研究で培ってきた焼きものの技術を融合することで、エコカラットはいまも進化し続けています。ゼロエネルギーで活躍するため、人だけではなく、環境にも優しい建材です。
エコカラットには、空気を放出する孔(あな)があり、そのサイズは、1ナノメートル(1mmの100万分の1)という極小です。その孔が豊富にあるため、珪藻土と比べても非常に優れた空気清浄力を発揮することができます。
エコカラットの推奨施工面積
使用部屋 | リビング | 寝室 | 洗面所 | トイレ |
---|---|---|---|---|
畳数 | 12畳 | 8畳 | 2畳 | 1畳 |
施工面積目安 | 4〜6u | 3〜4u | 1〜2u | 1u |
※スマートフォンで閲覧されている方は施工面積表を右にスライドさせてご覧ください。
エコカラットのお手入れ方法
エコカラットの汚れは乾いた布、キレイな布で拭き取り掃除をしてください。水拭きや、直接水をかけての水洗いは避けましょう。
埃などが気になった時には使い捨てタイプのハンディモップなどで軽く埃を取るようにしましょう。
手垢や鉛筆汚れなど、ちょっとした汚れはプラスチック消しゴムでこすり落とすことができます。
ヤニはつきにくい素材ですが、喫煙頻度に応じて、固く絞ったキレイな布による清掃をオススメします。
(1) 付着物がある場合は湿らせた綿棒などで除去します。
(2) 漂白剤(原液)を綿棒などで叩くように塗ります。
(3) 1日程度置くと薄くなります。
※汚れが残っていれば(1)〜(3)を繰り返します。
(1) 付着物が乾いてから、塩素系漂白剤(原液)を綿棒に浸して、汚れを叩くように塗ります。
(2) 1日程度置くと薄くなります。
※汚れが残っていれば(1)(2)を繰り返します。
(1) 付着物をプラスチックヘラや歯ブラシでできるだけ取ります。
(2) プラスチック消しゴムでこすり取ります。
(3) 固く絞ったキレイなぞうきんや湿らせた綿棒で拭きます。
※汚れが残っていれば(1)〜(3)を繰り返します。
エコカラットプラスのお手入れ方法
エコカラットプラスは、水拭きや洗剤で清掃が可能です。日々のお手入れが簡単になりました。汚れはキレイな布による水拭き掃除をしてください。直接水をかけての水洗いは避けましょう。
一般家庭用洗剤を使用すると、清掃性が高まります。部分的な汚れはメラミンフォームを使用すると、効果的に汚れを落とすことができます。メラミンフォームと洗剤を併用することでさらに清掃性が高まります。
エコカラットを用いたリフォーム施工事例
弊社がこれまでに行ったリフォーム施工事例の中からエコカラットを用いたものをいくつご紹介いたします。
詳細に関しましては、リフォーム施工事例をご覧ください。